リスキング休暇に給付金が出る時代【Attractive ONE校】
2025.09.28
- お知らせ
リスキング休暇に給付金が出る時代【Attractive ONE校】
先月8月のブログでご紹介した「リスキング」は短期の学び直しのご紹介をしました。
ただ、「時間をかけて学び直しをしたいけれど、時間もお金も足りない」…
…そんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。
事実、大学や専門学校での1学期以上の長期のリスキリング参加率は1.1%
経済協力開発機構OEDCの調査では31ヵ国(⋆)中最低とかなり伸び悩んでいるようです。
(⋆)2022年から2023年にかけて実施された「OECD国際成人力調査(PIAAC:Programme for the International Assessment of Adult Competencies)」に参加した31の国と地域を指します。
「リスキング休暇」に給付金が出る制度があることはご存知でしょうか。
近年注目されているリスキリング休暇は、単なる休暇制度ではありません。
国や企業によっては、その期間に給付金が支給される仕組みも用意されつつあります。
これは、働きながら学び続ける人にとって、大きな追い風となりそうです。
★なぜ「リスキリング休暇+給付金」が広がっているのか
DX推進や人材不足が深刻化するなかで、企業は社員のスキルアップを強く求めています。
しかし、実際に学び直そうとすると「給与が減る」「時間が取れない」という壁が立ちはだかります。
この課題を解決するために、厚生労働省の教育訓練給付金制度や、
一部企業が導入している学習支援制度では、
リスキリング休暇に対して金銭的なサポートを行う動きが出てきました。
つまり、「学びたいけど生活が不安」というハードルを下げ、
キャリアの選択肢を増やす仕組みが整い始めているのです。
★リスキリング休暇に給付金があると、何が変わる?
学ぶ人にとって:生活費の心配が減り、安心して学びに集中できる
企業にとって:社員のスキルが向上し、組織全体の競争力アップにつながる
社会にとって:労働市場でのスキル不足を補い、成長分野への人材シフトが進む
たとえば、半年間ITスキルを学ぶ休暇を取り、その間に給付金で生活費を一部カバーできれば、
安心して挑戦しやすくなります。
これまで「夢物語」だった学び直しが、現実的な選択肢へと変わるのです。
★まず何をすればいい?
・自分の会社に制度があるか確認する
・国の教育訓練給付金の対象講座を調べる
・「今後伸ばしたいスキル」を棚卸しする
この3つから始めれば、「リスキリング休暇+給付金」を活用できるかどうかが見えてきます。
★リスキング休暇のメリットとデメリット
【メリット】 ― 学び直しを後押しする仕組み
・金銭的な負担が軽くなる
例えば「専門実践教育訓練給付」では、受講費用の最大70%が支給され、
さらに受講中は月10万円(上限)の給付を受けられることもあります。
・生活費をカバーしながら学べる
半年間のITスクール(費用60万円)に通う場合、給付金を利用すれば実質負担は20万円以下になるケースも。
生活給付を組み合わせれば、経済的に安心して集中できます。
・キャリアの幅が広がる
DX、AI、データ分析など成長分野にスキルをシフトできるのは、
今後のキャリア形成に大きなプラスです。
【デメリット】 ― 使う前に知っておきたい注意点
・休暇を取ることで収入が一時的に減る可能性
給付金はあくまで補助です。
会社からの給与がゼロになる場合、生活費を全額カバーできるわけではありません。
家計への影響をしっかり試算する必要があります。
・制度の対象や条件が限定的
「一定の雇用保険加入期間が必要」
「対象講座が限られている」
「年齢制限や回数制限がある」
など、利用できないケースも少なくありません。
・職場復帰後にキャリアが保証されるわけではない
新しいスキルを身につけても、必ずしも希望通りの仕事に就けるとは限りません。
学んだことをどう活かすかは自分次第です。
・長期間の学び直しは精神的・体力的な負担も大きい
学びに集中できるのはメリットですが、半年〜1年を机に向かって過ごすのは意外とハード。
途中で挫折するリスクも考えておきたいところです。
★では、どう向き合うか?
制度のメリットとデメリットを踏まえたうえで、
改めて、下記の確認をしてみましょう。
・制度の対象かどうか確認する(厚労省サイトやハローワーク)
・家計とキャリアのシミュレーションをする(収入減や生活費を計算)
・ゴールを明確にする(「半年でITスキルを習得」「MBAで経営知識を体系化」など)
「リスキリング休暇+給付金」は、学び直しを「現実的な選択肢」に変える強力な仕組みです。
しかし、収入減や制度条件、キャリアへの活かし方といったデメリットも忘れてはいけません。
制度は「魔法の杖」ではなく、あくまで「キャリアを後押しするサポート」。
その前提を理解したうえで活用すれば、未来の自分にとって大きな投資になるはずです。
もし「学び直したいけれど現実的に難しい」と思っていたなら、
この制度をチェックしてみることが、
キャリアを大きく動かす第一歩になるかもしれません。
あなたのキャリアを応援します
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