人事の支援策を考える|育休復職率100%の裏にある昇進の壁
2025.11.30
- お知らせ
人事の支援策を考える|育休復職率100%の裏にある昇進の壁
皆さんの会社の、女性の育休復職率はどのくらいですか?
先日、若手の女性社員から相談を受けました。「今は、いつか昇進したいと思って仕事を頑張っているが、子育てすることになったら昇進できなくなるのではないか?でも仕事も家庭もどちらも大切にしたいのです」 彼女の悩みは、多くの女性が抱えている悩みではないでしょうか?
今や多くの会社の育休復職率は100%です。でも、社員が本当に安心してキャリアを描けるためには「復職できる」だけでなく「昇進の公平性」にも目を向ける必要がありますよね。
特に課長になる前に必ず経験する「係長」という職位にすら、子育て中の女性社員はなかなか上がれない現状があります。ここに大きなジレンマが潜んでいるのです。

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係長の壁
課長になるためには係長を経る必要がありますが、子育て中の女性はこの段階で昇進が止まってしまうケースが多いのです。「係長にすらなれない」ことが、キャリア全体の停滞につながっています。
≪課題の背景にあるものは?≫
挑戦機会の不足
育児中の女性は、プロジェクトリーダーや新規業務への挑戦機会が制限されやすく、昇進に必要な経験を積みにくいことが影響しています。
→ 「能力がないから昇進できない」のではなく、「挑戦の場が与えられないから昇進できない」という構造的課題があります。
昇進意欲の低さ
調査によれば、課長職手前(係長・主任クラス)の女性社員で「昇進したい」と答えたのは 約29% にとどまっています。
半数以上が「現状維持」を望む背景には、長時間労働前提の評価制度や、制度上の柔軟性のなさ、育児との両立が難しい環境が影響しています。
→ 結果として、もともと意欲が高かった女性でも昇進意欲が低下してしまうのです。
https://www.recruit-ms.co.jp/news/pressrelease/1656005057/
人事の支援策例
人事として、今後どのような支援策を検討すればよいか考えてみましょう。
いくつか事例をご紹介します。
成果ベースの評価制度への転換
労働時間ではなく「成果」「スキル」「リーダーシップ」を評価軸にする。
柔軟なキャリアステップ
子育て中でも挑戦できる「副リーダー」「プロジェクトリーダー」などの中間ステップを設ける。
ロールモデルの提示
子育て中でも係長に昇進した事例を社内で発信し、後輩に安心感を与える。
まとめ
育休からの復職率100%という成果は誇るべきものです。しかし、社員が本当に安心してキャリアを描けるためには「復職」だけでなく「係長・課長への昇進の公平性」にも目を向ける必要があります。「係長の壁」を突破できなければ、その後のキャリア全体が停滞してしまうのです。
復職率100%の裏にある昇進の壁――それを乗り越える支援策を考えることこそ、人事の次なる使命ではないでしょうか。
【お問い合わせ】
キャリアトランプ R認定校 ラポール校
運営:株式会社ラポール
TEL: 048-682-0066(月~金 9時‐18時)
Email: contact@human-v.co.jp
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